トラックドライバーの給与水準

長距離輸送の仕事は給与が高額になりやすい

トラックドライバーは高給取りというイメージがあります。トラックの運転を何時間も行う過酷な仕事なので、給与も高額だろうという先入観が由来です。ひと口にトラックドライバーと言ってもその仕事内容は様々であり、すべての仕事の給与が高額というわけではありません。しかし、俗にトラック野郎と称される長距離輸送専門のドライバーは文字通りの高給取りが多数を占めます。これは拘束時間の長さと仕事の特殊性が大きな理由です。長距離輸送は何日もかけて荷物を運搬する仕事ですが、その拘束時間のほとんどが時間外労働として扱われるため、残業代が加算されて給与が高額化するのです。そのため、一回の仕事で数万円以上のお金になることも珍しくありません。

また、長距離輸送に使うトラックのほとんどは大型のトレーラーです。運転するにはトラック免許の他にけん引免許も必要となります。どちらも取得が難しい免許なので、長距離輸送の仕事に従事できる人材が少ないのが実状です。そのため、運送会社はより高い給料で貴重なドライバーを確保することになります。会社によっては基本給の他に輸送業務を行った回数に応じてお金を支払う出来高制を取っている所もあります。人手不足が常態化している運送業界では、長距離輸送ドライバーが高給取りになるのは必然と言っても過言ではありません。

ルート配送などの小規模な仕事は他の仕事とあまり変わらない

特定の地域に限って定期的に輸送業務を行うルート配送や個別の配達は世間のイメージほど給与の水準は高くありません。会社によっては地域の最低賃金と同額の基準に決めている所もありますが、これはなり手が多いことや同業者同士の競争が激しいことに起因します。ルート配送で使われるトラックは中型免許で運転できる小型の車両が多いため、長距離輸送と比べると免許を持っている人も多くなります。個別の配達に至っては普通免許で運転できるワゴン車や軽トラックを使うことが多いので、誰にでも務まる仕事と言えるのが実状です。また、同業者同士の競争から利用料金の低価格化が進み、そのしわ寄せとして給与水準が下がってしまう問題もあります。

街中を走る小型トラックのドライバーは高給取りとは言い切れませんが、その一方で仕事内容は長距離輸送ほどは過酷ではない利点もあります。特定の地域に限って行う輸送業務は残業が少ないので、拘束される時間もわずかです。長時間の運転で体調不良に陥るリスクについても長距離輸送ドライバーと比べれば決して高くはありません。多少は無理をしてもお金を多く貰える長距離輸送が良いか、他の仕事とあまり変わらない給与でも心身への負担が少ないルート配送や個別の配達が良いかは仕事への取り組み方や生活スタイルで変わります。

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